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◆髄膜腫
脳の深部にあって摘出が困難なものや、血管等に癒着して手術で取り切れなかった残存腫瘍などが適応となります。
大きな腫瘍は治療対象とならないことがあります。
治療後数年経ってもほとんど変わらないか若干小さくなる程度であることが多いですが、9割以上の症例で、大きくなるのを抑えることができます。
◆聴神経鞘腫
脳を圧迫していない小さなものが良い適応となります。 神経鞘腫の場合、治療後半年から1年半くらいに腫瘍が腫れることがあります。 その後数年かけて徐々に小さくなります。 治療前の聴力があまり低下していない場合は、治療後も聴力が保たれる可能性が高いですが、治療前からある程度聴力が低下している場合は、温存できないこともあります。
◆下垂体腺腫
9割以上のもので制御可能です。 特にホルモン非産生腫瘍では数年で縮小するものも珍しくありません。 ホルモン産生腫瘍の場合、非産生腫瘍に比べ高線量を照射しますので、視神経から十分離れていることが必要となります。
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